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老化マウス基礎データ収集試験 C57BL/6JJclおよびC57BL/6NJclマウス 78週齢における各種検査データ

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老化マウス基礎データ収集試験 C57BL/6JJclおよびC57BL/6NJclマウス 78週齢における各種検査データ

研究概要

本試験は、日本クレアが提供する 高週齢C57BL/6JJcl(B6J)およびC57BL/6NJcl(B6N)マウス の老齢期(62~78もしくは64~78週齢)における基礎生理データを収集し、老化研究の参考情報として公開することを目的としています。

これにより、研究計画やモデル動物選定に必要な背景情報を提供し、老化関連疾患研究の推進に貢献いたします。

 

材料および方法

動物
• C57BL/6JJcl(B6J):62週齢開始
• C57BL/6NJcl(B6N):64週齢開始
• 各群雄30匹を78週齢まで維持飼育
 
飼育条件
• 飼料:CE-2(高圧蒸気滅菌)自由摂取
• 温度:20〜26℃、湿度:45〜70%
• 照明:12h明/12h暗
• 単独飼育(Mケージ)
• 滅菌水自由飲水
 
測定方法
• 体重:1回/2週
• 78週齢で解剖、臓器採取(肝臓、膵臓、腎臓、心臓、肺、ヒラメ筋、眼球、脳、大腿骨)
• 臓器重量測定、ホルマリン固定後、病理組織解析(一部No.2試験へ)
• 採血:後大静脈より、血液生化学検査(Glucose, TG, T-cho, ALT, AST, BUN, CRE, UP, Insulin)
• 統計解析:Student’s t-test(p<0.05, p<0.01)

 

結果概要

体重経時変化

DIOmodel_体重

 

臓器重量


• B6N系統
DIOmodel_摂餌量(接種カロリー)

• B6J系統
DIOmodel_摂餌量(接種カロリー)

• 各臓器重量の系統特徴を記録
• 筋肉重量(ヒラメ筋)も測定

 

主要剖検所見

DIOmodel_摂餌量(接種カロリー)

 

血液生化学パラメータ


DIOmodel_摂餌量(接種カロリー)
DIOmodel_摂餌量(接種カロリー)

DIOmodel_摂餌量(接種カロリー)

 

まとめ

• C57BL/6Nの体重は、C57BL/6Jに比較して全週齢を通じて有意に高体重を示した
• 腸間膜リンパ節肥大はもっとも高頻度に確認された所見であり、C57BL/6Nで20%、C57BL/6Jでは3.3%と系統差が見られた
• C57BL/6Nのインスリン値は、C57BL/6Jに比較して有意に高値を示した。またC57BL/6JのBUN値は、C57BL/6Nに比較して有意に高値を示し、Cre値においては有意に低値を示した。本試験の結果から両系統間に差異が認められた

 

関連リンク

[試験:肝臓・腎臓病理組織評価データ] (TBD)
[高週齢マウス販売・エイジングサービスページ]

 

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