
日本クレアでは、C57BL/6JおよびC57BL/6Nの高週齢マウスを用いた基礎データを公開し、老化・加齢関連研究をサポートします。
背景と目的
高齢化は日本を含む先進諸国で深刻化しており、2050年には65歳以上の高齢者が全人口の約3分の1を占めると推計されています。この流れの中で、フレイル、認知症、糖代謝異常、骨粗鬆症など、高齢期に特有の疾患研究が急務となっています。当社は、自社で育成した高週齢マウスを用い、体重変化、臓器重量、血液生化学、病理組織所見などの基礎データを収集し、研究者の皆様に公開致します。
公開しているデータ概要
当ページでは、以下のデータを順次公開しています。各種検査データ: (TBD)


78週齢における
• 体重経時データ(62〜78週齢)
• 臓器重量(肝・腎・心・肺・脳・筋肉 ほか)
• 血液生化学パラメータ(Glucose, TG, T-cho, ALT, AST, BUN, CRE, UP, Insulin など)
• 剖検所見(腸管膜リンパ節肥大など)
肝臓および腎臓の病理組織学的評価: (TBD)

肝臓・腎臓の病理組織学的評価
• 加齢性変化(脂肪肝、肝細胞肥大、糸球体障害 など)
• 機能パラメータとの関係性の検討結果
活用可能な研究分野
これらの基礎データは、以下のような研究分野で活用できます。1.加齢性疾患モデルの構築
• 認知症モデルの予備検討に• 糖尿病・脂質代謝異常モデルの作成に
2.薬効・安全性試験の前臨床段階
• 高齢個体における薬物反応性の検証3.基礎生命科学研究
• 老化に伴う臓器形態変化や分子レベル変化の解析
データ更新情報
本ページのデータは随時追加予定です。今後は脳、筋肉、骨など老化に関与する臓器の病理評価データや、特殊条件下での生理変化データも公開予定です。
研究に使用するには
本ページで公開しているデータと同条件で飼育した老化マウスをご購入いただけます。 在庫販売、オーダーメイドの「エイジング・サービス」、持ち込み系統の育成など、研究スケジュールや目的に合わせたご提供が可能です。
お問い合わせ
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