2023/12/01

食事誘導肥満（DIO）マウス作出用<br />High Fat Diet 32 とQuick Fatの比較

日本クレアではマウス用の高脂肪食飼料：High Fat Diet 32 (HFD32)と糖尿病・肥満研究用高脂肪飼料のQuick Fatが販売中です。この２つを比較しました。

これまで、マウスの食べ物で高脂肪食を作るのが難しかったです。特に植物性を含んだ脂肪を20%以上配合すると、固まらずに粉になってしまい、製品化が困難でした。日本クレアではこの問題に取り組み、32%の脂肪（動物性油脂と植物性油脂の両方を配合）を含む固形の高脂肪飼料「High Fat Diet32(HFD32)」を作るのに成功しました。

一方Quick Fat(QF)は２型糖尿病モデル動物用に開発された、動物性油脂由来の高脂肪含有、ショ糖添加による高カロリー固形飼料です。糖尿病以外に肥満研究に対しても好適です。HFD32とQFを普通食CE-2と比較し、体重、摂餌・飲水量、血糖値数などのデータを揃えました。ぜひ食事誘導肥満（DIO）動物作出用として、糖尿病・肥満研究用高脂肪飼料をご活用ください。

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使用原料

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一般成分値

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*1：カロリーは、粗蛋白質：４、粗脂肪：９、可溶性無窒素物（NFE）：４を乗じた計算値
*2：平均値より算出

結果

体重

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給餌量

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飲水量

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血糖値

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食餌誘発性肥満（DIO）マウスの供給の受託業務

日本クレアでは糖尿病・肥満研究に使われる食餌誘発性肥満（DIO: Diet Induced Obesity）マウスをお客様のニーズに合わせて作製するサービスをしております。オプションとして、摂餌量、体重測定、血糖値の測定から薬剤投与、採血などのサービスが実施可能です。

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よくある質問 (FAQ)

【HFD32について】

納品までどの程度時間がかかりますか？

RI30kGy照射品または未滅菌品を在庫致しており、一般飼料と同様にご提供が可能です。受注後にクール宅配便（冷凍）にて直送致します。

薬剤を混ぜることは可能でしょうか？

特殊飼料として受託製造することは基本的に可能です。詳細につきましてはお問い合わせフォームよりご相談下さい。

粉末タイプの購入はできますか？

高脂肪食のため、通常の粉末飼料とは異なり塊ができてしまう可能性がありますが、成型前の状態で出荷することは可能です。

高圧蒸気滅菌処理は可能ですか？

熱による脂肪融解のため、高圧蒸気滅菌処理はお勧めできません。RI30kGy照射品の購入をご検討下さい。

保管は常温でも大丈夫ですか？

常温保管では脂肪融解しますので、冷凍庫にて保管をお願い致します。-4℃以下での保管を推奨致しております。使用時は一旦常温に戻した後に給餌して下さい。

摂餌量のデータはありますか？

弊社内でのデータ収集結果ではC57BL/6JJclマウス5～20週齢にて平均2.3g/匹/日、KK-Ayの5～12週齢にて平均4.7g/匹/日になります。ただ、油脂の酸化が進みやすいので、給餌後2日以内の交換をお勧めしております。また、常温では脆いので、動物に摂取されず給餌箱から落ちてしまう事などロスが多いことにご注意下さい。通常は～２倍程度の余裕を持った発注をお勧めしています。

販売単位を教えて下さい

3㎏（500g×6袋）/箱単位での販売となります。

対照飼料はありますか？

対照飼料としてLFD（低脂肪飼料）をご用意しております。特殊飼料扱いとなりますのでご納品まで1～1.5ヶ月程度かかります。

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【Quick Fatについて】

何キログラムから購入できますか？

10kg(箱)～から、10kg単位でご購入可能です。

Quick Fatの室温保存は可能でしょうか？

未開封状態での室温保存は可能です。高温多湿は避けてください。開封後は速やかにご使用をお願い致します。

Quick Fatは放射線滅菌のような依頼は受け付けているでしょうか？

放射線滅菌での提供可能です。ご相談ください。

HFD32は冷凍で保存して、2日間での交換が必要等、制約が多くありますが、Quick Fatには制約はありますか？

特にございません、扱いはCE-2と同じで大丈夫です。

High Fat Diet 32とQuick Fatを食べると太ったり糖尿病になりますが、どっちが早く太ったり糖尿病になりますか？

C57BL/6系マウスやKK-AyマウスではHFD32の方が効果的です。

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食事誘導肥満（DIO）マウス作出用
High Fat Diet 32 とQuick Fatの比較

日本クレアではマウス用の高脂肪食飼料：High Fat Diet 32 (HFD32)と糖尿病・肥満研究用高脂肪飼料のQuick Fatが販売中です。この２つを比較しました。