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Diet Research Data (試験データ集):雌雄 Wistarラットに対する Quick Fat 給与の影響

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Diet Research Data (試験データ集):雌雄 Wistarラットに対する Quick Fat 給与の影響

Diet Research Data (試験データ集):雌雄 ICRマウスに対するQuick Fat 給与の影響

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Inquiry(お問い合わせ):

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1.目的


高脂肪飼料(Quick Fat)の給与が、Wistarラットの肥満・インスリン抵抗性に及ぼす影響について検討しました。

 

2.材料および方法


(1)試験の実施場所

日本配合飼料(株)(現フィード・ワン(株))中央研究所のマウス飼育室(コンベンショナル)にて実施しました。


(2)給与飼料

  • CE-2: 粗脂肪含量 4.6%、Fat kcal% 11.9%、可溶性無窒素物含量 51.4%、NFE kcal% 59.3%
  • Quick Fat(以下 QF): 粗脂肪含量 13.6%、Fat kcal% 29.8%、可溶性無窒素物含量 47.8%、NFE kcal% 46.6%


(3)動物

Jcl:Wistarマウスの雌雄を 3週齢で導入し、1週間の順化後に体重を指標に対照群(CE-2給与群)と試験群(QF給与群)の 2群に分け、4週齢から 25週齢までの期間、それぞれの飼料を自由摂取させました。また供試数は、雌雄共に 1試験群あたり 8匹としました。


(4)飼育方法

  • 温度と湿度:温度= 24~ 27℃、湿度= 50~ 70%
  • 照明:12時間の明暗サイクル(点灯時間 9:00~ 21:00)
  • ケージ:滅菌チップを入れたポリカーボネート製ケージに 1匹ずつ入れて飼育しました。
  • 飼料:自由摂取としました。
  • 飲水:水道水を自由摂取としました。


(5)試験方法

給与期間中は、体重・摂餌量・飲水量を毎週測定し、空腹時(20時間絶食)における尾静脈からの採血は 4、6、8、10、14、18、22週齢時に実施しました。給与期間終了後、25週齢時に経口糖負荷試験(グルコース投与量= 2g / kg体重)、を実施し、その後、各6匹について解剖しました。解剖では20時間絶食・エーテル麻酔下で後大静脈から血液を採取し、主要臓器および腹腔内脂肪組織を摘出しました。血液は血清として保存し、脂質代謝 関連指標(中性脂肪、遊離脂肪酸、総コレステロール、エステル型コレステロール、遊離コレステロール、リン脂質)の測定に用いました。尚、有意差検定は Student's t-testで実施しました。


 

3.結果


以下に記載しております。

 

1.体重

雌雄による体重変化の違い

1週間毎に測定しました。図のポイントと縦線は平均値±標準誤差を表しています。統計処理は同性および各週齢の試験群間で実施し、図中の*は有意差があることを示しています( p< 0.05)。

 雌雄による体重変化の違い-グラフ

 雌雄による体重変化の違い-表


2.摂餌量・飲水量

雌雄による摂餌量変化の違い

図のポイントと縦線は平均値±標準誤差を表しています。統計処理は同性および各週齢の試験群間で実施し、図中の*は有意差があることを示しています( p< 0.05)。

 雌雄による摂餌量変化の違いーグラフ

 雌雄による体重変化の違い-表



雌雄による飲水量変化の違い

図のポイントと縦線は平均値±標準誤差を表しています。統計処理は性別および各週齢の試験群間で実施し、 図中の*は有意差があることを示しています( p< 0.05)。

 雌雄による飲水量変化の違いーグラフ

 雌雄による飲水量変化の違いー表


 

3.空腹時血糖値

雌雄による空腹時血糖値変化の違い

採血は 2週間毎に尾静脈から行い、採取の時間は点灯 4時間後の午後 1時としました。 全血を簡易血糖測定器(グルテスト PROR /(株)三和化学研究所)にて測定しました。 図の縦棒と縦線は平均値±標準誤差を表しています。統計処理は同性および各週齢の試験群間で実施し、図中の*は有意差があることを示しています( p< 0.05)。

雌雄による空腹時血糖値変化の違いーグラフ

 雌雄による空腹時血糖値変化の違いー表


 

4.経口糖負荷試験

25週齢時のWistarラットにおける経口糖負荷試験結果 ̶ 1

一晩絶食(20 時間)後、グルコース溶液(2g/kg 体重)を胃ゾンデで経口投与し、投与前(0 分)、投与後 30、60、120 分に尾静脈より採血し、得られた血液は血漿として冷凍保存(-40℃)しました。血糖値はグルコース CⅡ - テストワコー(和光純薬工業(株))にて測定しました。図のポイントと縦線は平均値±標準誤差を表しています。

25週齢時の ICRマウスにおける経口糖負荷試験結果 ̶ 1-グラフ
25週齢時の ICRマウスにおける経口糖負荷試験結果 ̶ 1-グラフ

25週齢時の ICRマウスにおける経口糖負荷試験結果 ̶ 2

【血糖和および血糖上昇面積】

血糖和は経口糖負荷試験の各時間の血糖値の和を算出しました。血糖上昇面積は、以下の計算式により算出しました。


血糖上昇面積(mg/dl・h)={(a + 2b + 3c + 2d)×1/4}-2a

(a,b,cおよび dはそれぞれ 0,30,60および 120分後の血糖値)


図の縦棒と縦線は平均値±標準誤差を表しています。統計処理は試験群間で実施し、図中の*は有意差があることを示しています(p< 0.05)。

25週齢時の ICRマウスにおける経口糖負荷試験結果 ̶ 2-グラフ

 25週齢時の ICRマウスにおける経口糖負荷試験結果 ̶ 2-表



5.インスリン負荷試験

25週齢時のWistarラットにおけるインスリン負荷試験結果

インスリン溶液(0.75IU/kg体重)を腹腔内に投与し、投与前(0.75IU/kg0分)、投与後20、40、60、80、120分に尾静脈より採血し、全血を用いて簡易血糖測定器(0.75IU/kgグルテスト PROR /(株)三和化学研究所)で血糖値を測定しました。図のポイントと縦線は平均値±標準誤差を表しています。統計処理は各時間の試験群間で実施し、図中の*は 有意差があることを示しています( p< 0.05)。

25週齢時の ICRマウスにおけるインスリン負荷試験結果-グラフ

 25週齢時の ICRマウスにおけるインスリン負荷試験結果-表


6.解剖時血液分析

解剖時の血清および血漿分析

表の値は平均値±標準誤差を表しています。25週齢時に解剖を実施し、その際に血液を採取しました。20時間絶食後エーテル麻酔下で開腹し、後大静脈から血液を採取し、血漿および血清として冷凍保存しました。統計処理は各項目の試験群間で実施し、表中の*は有意差があることを示しています( p< 0.05)。

解剖時の血清および血漿分析

 

7.解剖時主要臓器重量

臓器重量

解剖時に、各臓器重量を測定しました。表の値は平均値±標準誤差を表しています。統計処理は各項目の試験群間で実施し、表中の*は有意差があることを示しています( p< 0.05)。


臓器重量

 

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