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マウス・ラット用の高脂肪食飼料:糖尿病・肥満研究用
High Fat Diet 32(HFD32)のご紹介

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マウス・ラット用の高脂肪食飼料:糖尿病・肥満研究用<br />High Fat Diet 32(HFD32)のご紹介

マウス・ラット用の高脂肪食飼料:High Fat Diet 32(HFD32)を肥満研究等の食餌誘導試験にご検討ください。


「マウス・ラットの高脂肪食は油脂添加量が低すぎて使用しづらい」という悩みに答えます。日本クレアでは今までの油脂添加の限界値20%を32%まで増量し、固形化する事に成功しています。肥満研究等の食餌誘導試験に、日本クレアHigh Fat Diet 32をぜひご検討ください。


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開発経緯

これまでマウス・ラット用の高脂肪飼料は、油脂の添加量が20%を超えると固形化が困難となり、粉末飼料として調整されていました。また油脂添加量20%以下で固形高脂肪飼料を入手の場合にも、海外メーカーから輸入もしくは自作調整するしかありませんでした。

そこで日本クレアでは従来困難であった高脂肪飼料の固形化に取り組み、国内メーカーで初めて粗脂肪含量約32%の固形高脂肪飼料「High Fat Diet 32」の製品化に成功しました。

HFD32 開発経緯イメージ画像

 

特徴

HFD32は粗脂肪含量32%、総エネルギー中の脂肪由来のカロリー比(Fat kcal %)が約 60 %の超高脂肪飼料となります。従来、同レベルの高脂肪含有飼料は粉末飼料でのみ提供されていましたが、より使いやすいペレット形状になっています。腹腔内脂肪の蓄積が顕著にみられることから、糖尿病研究以外に肥満研究用としても有効です。

 

形状・容量

容 量: 3kg (500入り袋×6個) 
形 状: ペレット状 (直径 12.5mm)
包 装: ダンボール

High Fat Diet 32の形状(ペレット状)

 

注意事項

冷凍保管

HFD32は常温では非常にもろく、十分な硬度を維持出来ず、また油脂の酸化が進みやすいです。

納品は製造直後からの冷凍保管(-20℃)し、冷凍状態にて搬送します。保管は冷凍庫でお願いします。また動物への給餌は-20℃保管の場合は1時間、-80℃の場合は3時間を目安に室温に戻してから行って下さい。

High Fat Diet 32の保存方法は冷凍保存

 

飼料の交換

給餌したHFD32の交換は2日以内に行ってください。


参考データ

  • C57BL/6JJcl、KK-Ay/TaJclの雄の4週齢を各系統2群(HFD32、CE-2(通常食))に分ける。
  • 5週齢から12週齢まで自由摂取。
  • 体重測定は毎週。経口負荷試験と解剖を12週齢時に実施。
  • 経口負荷試験は20時間絶食後、グルコース溶液(2g/kg 体重)を経口投与し、投与前(0分)、投与後30、60、120分に尾静脈より採血し血糖値測定。

 

体重変化

体重変化スコア

顕著な体重増加を示します。

 

経口糖負荷試験成績

経口糖負荷試験成績

耐糖能の悪化を促進します。

 

腹腔内脂肪重量

腹腔内脂肪重量

腹腔内脂肪組織の顕著な増加が起こります。

 

HFD32の配合組成

HFD32の配合組成

 

一般成分値(飼料100g中)

一般成分値(飼料100g中)
*  :カロリーは、粗蛋白質:4、粗脂肪:9、可溶性無窒素物(NFE):4 を乗じた計算値
**:平均値より算出

 

脂肪酸含量(飼料100g中)

脂肪酸含量(飼料100g中)

 

その他 HFD32の試験データ

高脂肪食給餌マウスへの濃度の異なるショ糖液投与が耐糖能に及ぼす影響

※各試験群の肝組織写真
各試験群の肝組織写真

HFD32給餌に加え更にショ糖および果糖液を手法を変えて給水し、マウスにどの様な変化が見られるか観察しました。

▶ 高脂肪食給与マウスへの濃度の異なるショ糖液投与が耐糖能に及ぼす影響(PDF)

 

高脂肪食給与マウスの明暗周期の違いが耐糖能に及ぼす影響

※血糖上昇曲線下面積
血糖上昇曲線下面積

メタボリック・シンドロームの朝型・夜型の比較をマウスにより検討。HFD32を給餌しつつ、マウスに適した明暗周期を変えることにより、サーカディアンリズムを変調して検討しました。

高脂肪食給与マウスの明暗周期の違いが耐糖能の及ぼす影響(PDF)

 

高脂肪飼料への放射線滅菌の有無が保存性に及ぼす影響

※酸化(AV)および過酸化物価(POV)の変化
酸化(AV)および過酸化物価(POV)の変化

HFD32に放射線滅菌を施すと各栄養成分がどの様に影響し保存性の違いを及ぼすのかについて解析しました。

▶ 高脂肪飼料への放射線滅菌の有無が保存性に及ぼす影響(PDF)

 

よくあるご質問 (FAQ):

納品までどの程度時間がかかりますか?

RI30kGy照射品または未滅菌品を在庫致しており、一般飼料と同様にご提供が可能です。受注後にクール宅配便(冷凍)にて直送致します。


薬剤を混ぜることは可能でしょうか?

特殊飼料として受託製造することは基本的に可能です。詳細につきましてはお問い合わせフォームよりご相談下さい。


粉末タイプの購入はできますか?

高脂肪食のため、通常の粉末飼料とは異なり塊ができてしまう可能性がありますが、成型前の状態で出荷することは可能です。


高圧蒸気滅菌処理は可能ですか?

熱による脂肪融解のため、高圧蒸気滅菌処理はお勧めできません。RI30kGy照射品の購入をご検討下さい。


保管は常温でも大丈夫ですか?

常温保管では脂肪融解しますので、冷凍庫にて保管をお願い致します。-4℃以下での保管を推奨致しております。使用時は一旦常温に戻した後に給餌して下さい。


摂餌量のデータはありますか?

弊社内でのデータ収集結果ではC57BL/6JJclマウス5~20週齢にて平均2.3g/匹/日、KK-Ayの5~12週齢にて平均4.7g/匹/日になります。<試験結果PDF> ただ、油脂の酸化が進みやすいので、給餌後2日以内の交換をお勧めしております。また、常温では脆いので、動物に摂取されず給餌箱から落ちてしまう事などロスが多いことにご注意下さい。通常は~2倍程度の余裕を持った発注をお勧めしています。


販売単位を教えて下さい

3㎏(500g×6袋)/箱単位での販売となります。


HFD32の粉餌があったら購入を検討したいと考えておりますが、粉餌の有無、納期、価格などを教えていただけないでしょうか?

対照飼料としてLFD(高炭水化物食)をご用意しております。特殊飼料扱いとなりますのでご納品まで1~1.5ヶ月程度かかります。


今から発注した場合の納期はいつになりますでしょうか?

発送は祭日を除く月~木曜日に行っております。(地域設定あり)滅菌・未滅菌共に7-14日以内にお届けいたします。ただし、ご注文数が多い場合は、在庫状況により、分納で配送をさせていただく場合がございます。


HFD32の粉餌があったら購入を検討したいと考えておりますが、粉餌の有無、納期、価格などを教えていただけないでしょうか?

HFD32の粉末飼料は、受注単位10kg以上で、納期は未滅菌で5週間、滅菌有で7週間程度です。
脂質が多いため、ペースト状の製品となります。そのため、冷蔵便でお届けいたします。また、定価設定はございませんので、ご注文数量に応じた別途お見積りとなります。
ご購入後に試薬等を添加されるご予定の場合には、均一に混ぜることが非常に困難な製品となります。そのため、固型化のご提案もさせていただきます。

 

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