日本クレア株式会社 トップ > プロモーション情報 > プロモーション(日本語) > 脳梗塞モデルマウス(C.B-17)のご紹介(高い再現性・生存率を実現)|日本クレア

脳梗塞モデルマウス(C.B-17)のご紹介(高い再現性・生存率を実現)|日本クレア

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
脳梗塞モデルマウス(C.B-17)のご紹介(高い再現性・生存率を実現)|日本クレア

日本クレアでは、外科処置による非常に高い再現性及び長期保存(最大180日間)という利点を活かし実験的処置の治療効果、副作用の評価が可能な脳梗塞モデルマウス(C.B-17)の取扱いしております。


▼ お問い合わせはこちら

 

作出方法

改良 Tamura 法を用い、SCID マウス (FOX CHASE SCID C.B-17/Icr-scid/scidjcl) および C.B-17 マウス (FOX CHASE SCID C.B-17/Icr-+/+Jcl)のMCA(中大脳動派)に直接電気凝固を施し結紮を行う脳梗塞モデルを作り出します。

SCIDマウスおよびC.B-17マウスの作出方法

 

背景

従来の脳梗塞モデルは動物間及び研究施設間でかなりのバラつきがあり、再現性に乏しく、虚血領域の再現性における問題点がありました。また、再現性が見られるモデル動物でも長期間共存することができず、有効な実験を継続して実施することができませんでした。そのため、薬剤投与の慢性期予後に与える効果が判定できないだけでなく、脳梗塞発症後の脳機能の改善の実験を実施することが不可能でした。本モデルマウスはそれらの問題を解決すべく、良好な虚血領域の再現性及び長期生存という利点を併せ持つモデルとして、兵庫医科大学の松山 知弘 教授によって開発された外科処置による脳梗塞モデルマウスです。

 

特徴

  • 大脳皮質梗塞領域の再現性が高く、少数で治療効果スクリーニングが可能
  • 長期生存(最大180日)し、慢性期の実験的処置治療の効果と副作用の評価が可能
  • 局所永久虚血のモデルとして、部分的にヒト脳梗塞を模倣
  • 免疫不全SCIDマウスを用いたモデルで、異種由来細胞治療の評価が可能

 

高い再現性

MCA(中大脳動脈)の遠位部分に直接電気凝固を施し結紮を行うと、SCIDおよびC.B-17マウスでは高い再現性のある選択皮質梗塞が誘導されます。

 

脳梗塞作製24時間後の組織イメージ(TTC染色)

▼ C.B-17 マウス:6 week, 7 week
C.B-17 マウスの脳梗塞作製24時間後の組織イメージ(TTC染色)
C.B-17マウスの個体には大脳皮質選択的に再現性の高い壊死が見られます。

 

▼ C57BL/6 マウス:6 week
C57BL/6 マウスの脳梗塞作製24時間後の組織イメージ(TTC染色)
C57BL/6マウスではバラつきが有り再現性が乏しい

 

高い長期生存率(180日)

慢性期(最大180日間)で高い共存率を有する再現性のある大脳皮質梗塞を示します。マウス16匹において脳梗塞を作製した後の90日及び180日における生存率は、それぞれ100%(16/16)および94%(15/16)で高い生存率を示します。

 

参考文献

▼ C.B-17脳梗塞モデルマウスPDFのカタログはこちら


▼ C.B-17 マウスカタログページ
C.B-17/Icr-scid/scidJcl商品ページ用バナー

 

よくあるご質問 (FAQ):

納品までどのくらいかかりますか?

脳梗塞初期から慢性期でのご使用では処置後、1~3週間程度でのご納品が一般的です。脳梗塞急性期での試験をご希望のお客様に処置当日に出荷した経験はございます。
但し、術後1週間以内の出荷では、回復が十分でない状態での輸送による納品時死亡、衰弱などの恐れがあります。同様に手術の影響による、眼球異常(白濁、表面の炎症)や門歯異常につきましても観察期間が十分でないため、いずれも免責とさせていただいております。


処置は何週齢で行なうのが良いですか?

当通常は6~8週齢で処置を行ないます。


脳梗塞モデルの微生物レベルを教えて下さい

免疫正常動物における弊社SPF基準でのご提供となります。


希望の系統で脳梗塞処置を実施することも可能ですか?

虚血領域の再現性や処置後の長期間生存などの優位性からC.B-17/IcrまたはC.B-17/Icr-scidでの処置をお勧めしております。他系統では十分な予備検討を実施させていただくなど追加対応が必要になる可能性があります。まずはお問い合わせフォームよりご相談下さい。


本系統を使用した行動解析について参考資料がありますか?

脳梗塞モデルと無処置動物の差を見ることが出来ます。

 

お問い合わせ

東京AD部   TEL: 03-5704-7050
大阪AD部  TEL: 06-4861-7101
札幌出張所  TEL: 011-631-2725
仙台出張所  TEL: 022-352-4417


  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

CONTACT

実験動物や関連の飼料、器材、受託業務に関するご質問やご相談を承ります。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。