実験動物/免疫不全モデル/
Ordering name: C.B-17/Icr-scid/scidJcl
Nomenclature: CB17/IcrJcl-Prkdcscid
維持形態:生体コロニー
非遺伝子組換え動物
ホモ個体(scid/scid)は機能的なT細胞、B細胞が欠如しているため、細胞免疫に加えて免疫グロブリンもほとんど産生されず、ヒトの重症複合型免疫不全症と類似した症状を呈します。
※各動物の名称には略称を使用しており、当社での正式名称はそれぞれ下記の通りです。
*1 BALB/cAJcl-nu/nu、 *2 C.B-17/Icr-scid/scidJcl、 *3 NOD/ShiJic-scidJcl
Igh遺伝子座が異なるBALB/cAnのコンジェニック系であるC.B-17/Icrマウスに、ヒトの重症複合型免疫不全症(Severe combined immunodeficiency;scid)に類似した症状を呈するミュータントをFOX CHASEガンセンターのDr. M.J.Bosmaらが発見し、その形質は単一劣性遺伝子の支配を受けていることから、その遺伝子をscidと命名しました。同ガンセンターとの契約の後、当社で生産・供給を開始しました。
免疫不全モデル動物の微生物コントロールは、その特性から厳重に管理する必要があります。マウス・ラットの病原微生物は勿論、常在する微生物の日和見感染にも注意を怠ることは出来ません。