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これから始めるマイクロバイオーム研究

5つのポイント

ーノトバイオートマウスについてー

こらから始めるMicrobiome研究 5つのポイント - ノトバイオートマウスについて -

 

 

マウスを使ったマイクロバイオーム研究計画を作成するにあたり

検討すべき5つの項目

 

 

1.ヒト腸内細菌叢の移植

ヒト大便移植イメージ

 

マウスにヒトの腸内細菌を移植するには、ヒト大便検体(菌叢)を移植する方法と単離培養されたヒト腸内細菌を入れる方法などがあります。ヒトの腸内細菌組成はそのヒトの食事や健康状況・投薬歴等により変化すると言われています。そのため同じ方からの採材でも、採取時期によって必ずしも同じ菌叢ではありません。採材当時の被験者の健康状態について詳細な条件設定を確認する必要があります。また、追試解析等の実験に備えて検体は、多めに保存しておくことをおすすめします。

単離培養された腸内細菌株を移植する場合では、バイオセーフティーレベルを確認ください。当社ではBSL2(一部を除く)までの取り扱いが可能です。

検体の保存方法あるいは、発送方法についてはご相談ください。

 

 ▶ ヒト大便検体の持ち込みについて

 

 

 

2.対照群の設定

対照群の設定イメージ

 

無菌マウスは、生誕時より腸内に細菌を保有していない為、健常マウスと比較して免疫機能の活性が低いと言われています。対照群として用いる場合は、無菌マウスを用いる方がいいかの検討が必要です。特定の菌叢を持つマウスとこれに単離菌移植マウスの比較実験やSPFマウスとSPFマウスに単離菌を入れたマウスの実験など、プロトコールの検討が必要です。

また、健常者と疾患患者の菌叢比較をする場合は、明確な条件検討とばらつきを考慮して検体数を多めに設定する事をお薦めします。

 

 

3.ヒト腸内細菌はマウスに定着するのか?

 

マウスへヒト大便検体を移植しても定着しづらい菌があります。単純な投与方法では必ずしも定着するとは限りません。試験前には文献等でマウスに定着するかどうかの確認が必要です.。当社でもこれまでの試験等により、定着可否のデータがございますのでご相談下さい。

また、消化管内に移植できても、その組成比を調整する技術は今のところありません。 移植時期については離乳時に移植する方が定着しやすいという論文があるようですが、当社の実験では、離乳時と8週齢ではあまり違いが見られませんでした。菌種によっては離乳時あるいは妊娠前の母親から移植する方がいい場所もあるようです。

 

マウス移植で増減した菌のグラフ

 

4.菌がいつまで定着するか?

無菌マウスを使った実験では、移植後2週間すぎるとその組成比は安定してきますが、目的の菌の存在についてはその都度確認が必要です。通常の移植は、胃ゾンデを用いて1回または複数回の方法を用います。実験では、目的の菌が生存していなければなりません。採糞からの保存方法や投与までの時間などを移植に最善な方法を検討する必要があります。

飼料CE-2で飼育後の組成比

 

5.採材物(評価方法)の検討

 

当社では、採材物として各種臓器、血液、腸管リンパ、小腸、大腸内容物、パイエル板などの採取が可能です。血液、糞便以外は試験最終日の採材となりますので、途中経過が見たい場合は例数を増やす必要があります。またマウス腸内細菌叢解析(次世代シーケンサー)、糞便中胆汁酸分析、糞便中腐敗産物分析、IgA分析、あるいはマイクロバイオーム関連代謝産物の網羅的解析を解析いたします。

 

まずはご相談ください!

マウスを使ったヒト腸内細菌の実験を当社施設で受託します。実験の立案から、実施、最終採材(一部解析)まで、今までの経験をもとにお手伝いいたします。まずはご相談ください。

 

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