KK-Ay/TaJcl

実験動物/糖尿病モデル/

KK-<i>A<sup>y</sup></i>/TaJcl

Ordering name: KK-Ay/TaJcl
Nomenclature: KK.Cg-Ay/TaJcl
維持形態:生体コロニー
非遺伝子組換え動物

特徴

KK-Ayマウスは、KKマウスに自然突然変異肥満遺伝子Ayを戻し交配により導入した合併モデルで、KKマウスより早期(7~8週齢)かつ重度な肥満・高血糖を発現します。特にメスの肥満は著しく8週齢頃にはオスの体重を上回ります。Ay遺伝子は第2染色体に位置する優性遺伝子で、肥満・高血糖、体毛色、致死(Ay / Ay)などの多面性を持つ自然突然変異遺伝子です。
KK-Ayマウスのオスは生後7週間目より、ファイティングによる傷等を防ぐため単独飼育を行っております。

毛色遺伝子(Coat Color): aa BB CC DD 黄色

用途

  • 抗糖尿病薬のスクリーニング・合併症の解析究明

◆参考文献 (References)
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背景データ (体重・血液性状・血液生化学・器官重量)

◆KK-Ay/TaJclラット 10週データ link_icon.png

由来

由来

明治末期 :埼玉県春日部地方ではペットとしてマウスの生産が行われており、
      春日部系のマウスを起源としてKK、KA1、KB2、KSAなどの系統が作出されていた。
1962年  :近藤らが遺伝研究の目的で維持していたK系(Kasekabe)のマウスで、尾曲がりを自然発症する
      ライン(Kライン)の中に肥満・高血糖を呈するものを発見し、インスリン非依存性糖尿病モデルとして注目された。
      西村らは致死や毛色(yellow)、肥満などの形質を多面的に発現するAy遺伝子をKKマウスに導入し、KKマウスより早期かつ
      重度に肥満・高血糖を発症するKK-Ayマウスを作出した。
1963年 :KKマウス、KK-Ayマウスの両マウスが武田薬品工業株式会社に導入される。
1990年 :武田薬品工業株式会社から導入されたマウスがKK/TaJcl、KK-Ay/TaJclとして生産・供給が開始される。

詳細カタログ(PDF) 

PDF内資料の一部抜粋して、掲載しております。

▼ 血糖値血漿グルコース値

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2023年集計データ 

KK-Ay/TaJclオス マウスの体重データ
KK-Ay/TaJclメス マウスの体重データ
KK-Ay/TaJclオス マウスの血糖値データ
KK-Ay/TaJclメス マウスの血糖値データ

糖尿病モデル動物の飼育・実験上の留意点 

  1. 輸送中のストレス等により血糖値の低下が見られる事がありますので、3~5日予備飼育して十分に環境に馴化させてから実験にご使用下さい。
  2. KK-Ayマウスは、集団飼育しますとファイティング等により血糖値が上昇しない場合がありますので単独飼育をお勧めします。
  3. 糖尿病を発症しますと多尿になりますので床敷の交換頻度・量ともに多めにお願い致します。
  4. 血糖値は食餌・測定方法・検体の種類(血液・血清・血漿)などの影響で変動しますので、一定の方法で行って下さい。

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