ALY/NscJcl-aly/aly

実験動物/免疫不全モデル/

ALY/NscJcl-<i>aly/aly</i>

Ordering name: ALY/NscJcl-aly/aly
Nomenclature: ALY/Nsc-Map3k14aly/Jcl
維持形態:凍結保存
非遺伝子組換え動物

特徴

特徴

全身のリンパ節とパイエル板が欠損しています。成熟したT細胞・B細胞が存在するにもかかわらずin vivoでの免疫応答がほとんど起こらないという、機序によって免疫不全を発症します。

用途

  • 各種免疫研究
  • ヒト造血細胞やヒト腫瘍細胞の移植等を利用した研究
  • 微生物学研究等

体重曲線

体重曲線

由来

日本新薬株式会社で維持されていたC57BL/6J系マウスコロニーより、リンパ節とパイエル板が欠損しているマウスが認められ、それらの異常は常染色体単一劣性遺伝子によって支配されていることが明らかにされました。この遺伝子は<alymphoplasia>と命名され遺伝子記号alyで表すことになりました。

免疫不全モデルの飼育管理 

免疫不全モデル動物の微生物コントロールは、その特性から厳重に管理する必要があります。マウス・ラットの病原微生物は勿論、常在する微生物の日和見感染にも注意を怠ることは出来ません。

  • 全身シャワー浴および手足の薬液消毒と、作業者の皮膚が露出しない専用作業着の着用および呼気濾過装置の使用
  • 塩素添加後に高圧蒸気滅菌または限外濾過処理した水の給水と、高圧蒸気またはRI滅菌済み飼料の給餌
  • フィルターキャップによる落下菌防止対策とピンセットまたはディスポ手袋を用いたハンドリング
免疫不全モデル動物の飼育には専用の飼育室または専用の飼育機(セーフティーラック・クリーンラック等)のご使用をお勧めいたします。

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