実験動物/免疫不全モデル/
Ordering name: ALY/NscJcl-aly/aly
Nomenclature: ALY/Nsc-Map3k14aly/Jcl
維持形態:凍結保存
非遺伝子組換え動物
全身のリンパ節とパイエル板が欠損しています。成熟したT細胞・B細胞が存在するにもかかわらずin vivoでの免疫応答がほとんど起こらないという、機序によって免疫不全を発症します。
日本新薬株式会社で維持されていたC57BL/6J系マウスコロニーより、リンパ節とパイエル板が欠損しているマウスが認められ、それらの異常は常染色体単一劣性遺伝子によって支配されていることが明らかにされました。この遺伝子は<alymphoplasia>と命名され遺伝子記号alyで表すことになりました。
免疫不全モデル動物の微生物コントロールは、その特性から厳重に管理する必要があります。マウス・ラットの病原微生物は勿論、常在する微生物の日和見感染にも注意を怠ることは出来ません。