実験動物/免疫不全モデル/
Ordering name: F344/NJcl-rnu/rnu
Nomenclature: F344/NJcl.Cg-Foxn1rnu
維持形態:生体コロニー
非遺伝子組換え動物
単一劣性遺伝子rnuの支配により、ホモ個体(rnu/rnu)では解剖学的に無胸腺・外見的に無毛で(組織学的には毛包が認められ、生後6週齢頃には被毛を持つ個体が多い)、免疫学的にT細胞機能が欠如しています。ヌードマウスより大型であるため、多量の腫瘍細胞が採取でき、腫瘍によっては転移が見られます。静脈注射による抗ガン剤の投与や腫瘍細胞の移植が可能である等、ヌードマウスには見られない有用性があります。
イギリスの、Rowett研究所の、outbredのHoodedラットのコロニーで偶然に発見され、遺伝記号はrnuと命名されました。 (公財)実中研がこのラットを導入し、近交系ラットF344/Nにバッククロスを行い、当社における生産・供給を開発しました。
免疫不全モデル動物の微生物コントロールは、その特性から厳重に管理する必要があります。マウス・ラットの病原微生物は勿論、常在する微生物の日和見感染にも注意を怠ることは出来ません。
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