Hras128/Jcl

実験動物/遺伝子改変動物/

Hras128/Jcl

Ordering name: Hras128/Jcl
Nomenclature: Jcl:SD-Tg(HRAS)128Ncc/Jcll
維持形態:凍結保存

由来

Hras128ラットは、1998年、国立がんセンター(当時)の津田洋幸博士により、ヒト由来の正常型c-Ha-ras遺伝子をJcl:SDラットの受精卵に導入して作出されたトランスジェニックラットです。
本系統は作出時より受託系統として当社にて維持しており、研究機関向けの供給を続けてまいりました。本系統の権利を有する国立がんセンターおよび科学技術振興機構(JST)との契約締結のもと、一般販売を開始しました。

特徴

本系統には、正常型c-Ha-ras遺伝子が3コピー導入されており、自身のプロモーターにより制御され全臓器で発現しています。乳腺を標的とする発がん物質MNU、DMBAなどの化学発がん物質を投与すると極めて短期間(8~12週)で乳腺がんが多発し、発がん高感受性を示します。また、皮膚、膀胱、食道においても発がん感受性の亢進が示されており、化学物質に対する短期発がん性評価ラットモデルとして有用です。
本系統は、雄Tgラット×雌SDラットの戻し交配で維持され、Hemi型(tg/wt)個体での提供となります。

参考文献 (References)

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